「こら〜 竹刀をまたぐとは なにごとかー!」
40数年前、私が少年剣士の頃、並べてある竹刀を足でまたごうものなら、指導者の先生に烈火のごとく怒られたものです。
それほど竹刀というものは神聖なものであり、文字通り武士の魂と言える扱いをされていました。
竹刀の原形は刀(かたな)であるのは言うまでもありませんが、剣道が競技として盛んになるにつれ、この意識が希薄になっていったのは否めないところですね。
剣道は戦いです。真剣勝負です。切るか切られるかです。
想像してみてください。
竹刀を持たないで相手と対峙した時の無力感を...
剣道家は竹刀を持たないと何もできません。
言い換えると、防具など無くとも、竹刀さえあれば戦いに挑む事ができるのです。
剣道において、最も重要な道具は迷わず竹刀であり、竹刀は競技者と剣道具販売者に共通した、最も注目すべき点であろうかと思うのですが、いかがでしょうか?
最近、ようやく販売にこぎ着けた「刃筋柄革」にはそんな思いも込められています。
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