KENPROは今年で創業18年を迎えました。これもひとえにお客さまにご贔屓いただいたおかげと心より御礼申し上げます。 これからも剣道家のお役に立てる商品を企画開発して参りますので、変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
手刺し防具の製造工程は、ほとんどが手作業
ひとつの防具を作るのに人と時間がたくさんかかります。パーツの製作、組み立て、仕上げと多くの工程に渡って、手作業が必要とされるのです。
実力者が上等な手刺し防具に身をまとった立ち姿を見ると、 それだけで「まいった」という気分になるものです。勝負の世界では、実力の差が拮抗しているほど、心理的な要素が勝敗を決めるとも言われます・・・
ほとんどの業種に言えますが、国産商品を売っている人達はみんな口を揃えてこう言います。しかし、それは高い国産品を優位に立たせるためのコマーシャルにすぎません。そうでなければ・・・
こだわりという言葉は他人にとってはどうでもいい事という意味がある
この度、KENPROで面、胴、小手など防具一式を新調していただきました。今回、佐々木さんが防具を新調しようと思ったきっかけは?
七段の審査を受けるにあたり、身だしなみを整えようと考えたことが理由です。
二刀流はまだまだ邪道と思われることの多い流派。
それだけに審査には、凛然としたいでたちで臨まねばならないと考えました。
剣技が未熟という理由でならまだしも、身なりを見とがめられて不合格になってしまったのでは悔いが残ります。
当初の予算はどのぐらいでしたか。
防具一式をオーダーメイドで揃えて、30万円ぐらいで賄えないかと考え、都内の防具店をまわりましたが、特注となると、どこも50万を切ることはありませんでした。
量販品であれば、10~20万も出せば、一分刺しの防具が揃えられますが、やはり作りがよくありません。
量販品は、例えば、胴ムネひとつとっても、一面をおなじ模様にした「つぶし」柄が主流です。
しかし、二刀を使う私にとって、ムネまわりの飾りは必須でした。
KENPROのことはどこで知ったのですか。
冒頭でも述べたとおり、七段審査のために防具を新調しようとしましたが、街で良い防具店が見つかりませんでした。ではWebショップで良い店はないかと検索しているうちに、KENPROにいき当たりました。
そして、KENPROに新しい防具を注文したと。
いえ、いきなり防具一式はちょっと不安だったので、まず防具バッグを買いました。 防具を新調すればどうせバッグも必要になるし、また届いたバッグの縫製やつくりを見れば、防具一式を注文したときの品質も見当がつきます。 KENPROいかほどのものか、バッグ購入のついでに様子を見る意図もありました。
数日後に届いた防具バッグは、なかなかていねいな作りでした。 また店主の田村さんがWebサイトの冒頭で、「(通常の防具店では)値段がわかりにくい。物と価値が一致しない。 情報が少ないので、在庫処分で押し売りされる」など防具業界のあり方に問題提起し、「自分は当たり前の"良くて安い"防具を売りたい」と意気込みを語っていました。 読んでいて共感できる部分も多々ありました。
これならまあ大丈夫なんじゃないかと思い、防具一式を特注することにしました。 価格は、防具バッグを含めても、当初の予算を下回る額におさまりました。特注の防具が、こんなに安い価格で買えるのは、やっぱりいいですよね。
防具のできあがりには満足しています。面の物見もピシャリと合っていました。また、マイページで密に打ち合わせできたことも良かったと思います。